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2026年のTikTok Shopポリシー改定まとめ|コンテンツ・商品掲載・手数料で何が変わったか

U PLUS|お役立ちコラムTikTok Shop2026年のTikTok Shopポリシー改定まとめ

TikTok Shopは2023年6月の日本ローンチ以降、市場の拡大に合わせてプラットフォームのルール整備を進めてきました。特に2026年は、手数料体系・コンテンツポリシー・商品掲載ポリシー・販売者利用規約の4分野で大きな改定が集中した年です。

改定の多くは「今までなかったルールが突然できた」というよりも、既存のルールがより具体的に、より厳格に明文化されたという性質のものです。しかし、改定内容を正確に把握していないまま運営を続けると、出品の停止やアカウント健全性の低下につながるリスクがあります。

本記事では、2026年に公表された主なポリシー改定を時系列で整理し、セラーとして見直すべきポイントをまとめました。なお、手数料のカテゴリー別料率の一覧は「TikTok Shopの手数料を完全解説」で、違反時のペナルティの仕組みは「アカウント停止・違反ペナルティと回避策」で詳しく扱っています。

この記事の監修者
U PLUS株式会社 代表取締役
胡 楠之

17LIVE株式会社の経営企画室に参画し、戦略立案から新規事業開発までを担当。PGCコンテンツ立ち上げの企画・推進をリードし、ライブ配信領域に新たな収益モデルを構築。その後、プラットフォーム側の立場でTikTok LIVEの日本市場ローンチに参画し、クリエイターマネジメント体制の構築とクリエイターエコノミーの基盤設計を担当。LIVE配信機能の最適化とユーザー体験の改善を牽引した。2025年6月、プラットフォーム側で培った知見をブランドの売上に還元するためU PLUS株式会社を創業。TikTok Shop公式認定パートナーとして約4,000名のクリエイターネットワークを運営し、TikTok Shop売上ランキング美容部門1位を獲得。

この記事の要点
  • 2026年はTikTok Shopの日本市場立ち上げ後初めての大規模なポリシー改定が集中した年。5月に手数料のカテゴリー別化と販売者利用規約の改定、5〜6月にコンテンツポリシーと商品掲載ポリシーの強化が行われた
  • コンテンツポリシーではAI生成コンテンツ(AIGC)の開示義務が新設され、LIVE配信での根拠のない効能主張の禁止も明確化された。商品掲載ポリシーでは中古品・アルコール・食品などの出品要件が大幅に厳格化された
  • 改定の多くは「新しいルールが増えた」のではなく「既存ルールの具体化と厳格化」。自社の出品・配信・クリエイター施策が現行ポリシーに適合しているか、改めて確認する必要がある

2026年の主なポリシー改定:タイムライン

まず、2026年に行われた主な改定を時系列で俯瞰します。

2026年 TikTok Shop 主要ポリシー改定タイムライン 4月8日 LIVEオークション機能を全セラーに開放 5月7日 販売者利用規約の改定(AI利用条項の新設ほか) 5月11日 手数料カテゴリー別化(一律7%→4段階制) 5月22日 コンテンツポリシーの改定公開 6月1日 AI生成コンテンツ(AIGC)ポリシー新設・開示義務化 6月2日 商品掲載ポリシー改定(中古品・アルコール等の要件強化) 6月23日 「TikTok あと払い」(後払い決済)を全セラーに自動導入 影響が大きい改定 その他の制度変更 ※ 9月にも手数料の一部カテゴリー   見直しあり(制限品ポリシーも更新)
2026年のTikTok Shop主要ポリシー改定タイムライン
時期改定内容影響範囲
4月8日LIVEオークション(カウントダウン入札)の全セラー開放LIVE配信でオークション販売が可能に
5月7日販売者利用規約の改定(AI利用条項の新設ほか)全セラー
5月11日販売手数料のカテゴリー別化(一律→4段階)全セラーの手数料負担
5月22日コンテンツポリシーの改定公開動画・LIVE配信の表現
6月1日AI生成コンテンツ(AIGC)ポリシーの新設AI利用セラー・クリエイター
6月2日商品掲載ポリシーの改定施行全カテゴリーの出品要件
6月15日コンテンツポリシー(日本版)の最終更新動画・LIVE配信の表現
6月23日「TikTok あと払い」(BNPL)の導入全セラー(自動適用)
9月手数料の一部カテゴリー見直し(中古品カテゴリーの整理等)該当カテゴリーのセラー

以下、影響が大きい4つの改定について詳しく見ていきます。

手数料のカテゴリー別化(2026年5月11日)

何が変わったか

従来の一律7%から、カテゴリーに応じた4段階制(7%・9%・10%・12%)に移行しました。TikTok Shopの日本市場における手数料体系が初めて本格的に見直された改定です。

料率主なカテゴリー例
7%食品・ドリンク、家電、パソコン・OA機器
9%日用雑貨、書籍・雑誌、キッチン用品
10%美容・パーソナルケア、ベビー・マタニティ、健康
12%レディースファッション、メンズファッション、ペット用品、バッグ

なお、親カテゴリーの料率が9〜12%でも、一部のサブカテゴリーには例外的に7%が適用されます(美容家電、育児用ミルク、ペットフードなど)。全カテゴリーの一覧と例外サブカテゴリーの詳細は「TikTok Shopの手数料を完全解説」をご確認ください。

セラーへの影響

食品や家電を扱うセラーは7%で据え置きのため影響は限定的ですが、ファッション(12%)や美容(10%)のセラーにとっては実質的な手数料の引き上げとなりました。利益構造が変わるため、価格設計やアフィリエイト料率の見直しが必要になるケースがあります。利益設計の考え方は「利益設計と価格設定」で解説しています。

また、新規セラー向けには初回注文から45日間は一律7%の割引手数料が適用される優遇措置が設けられました(45日以内に3商品以上を出品する条件あり)。

コンテンツポリシーの改定(2026年5〜6月)

コンテンツポリシーは、動画やLIVE配信で「何を言ってよいか・見せてよいか」を定めるルールです。2026年5〜6月にかけて複数回にわたって更新されました。

2026年コンテンツポリシー改定の主なポイント AI生成コンテンツ(AIGC) • AI使用の開示義務を新設 • 生成画像と実物の一致が必須 • ディープフェイクの禁止 • セラーに事前検証の責任 新設 LIVE配信の表現規制 • 根拠のない効能主張を禁止 • 同情を誘う販売手法の禁止 • 外部誘導(QR・URL等)禁止 • ギブアウェイは公式ツールのみ 強化 ローカライゼーション • 日本語での表現が必須 • 日本国内での撮影が必須 • 同時マルチ配信に制限 • 低品質コンテンツの制限 明文化 セラーへの影響 AIで商品画像を生成・加工しているセラーは開示ラベルの対応が必要 クリエイターに配信を委託している場合、NG表現のガイドライン共有が必須 海外拠点からの配信や多言語コンテンツの流用は見直しが必要
コンテンツポリシー改定の主なポイント

AI生成コンテンツ(AIGC)に関するルールの新設

2026年6月1日にAI生成コンテンツに関する独立したポリシーが新設されました。これはTikTok Shopとしては初の明文規定です。

  • AI生成コンテンツの使用自体は許可されるが、コンテンツポリシーとコミュニティガイドラインの遵守が前提条件
  • AIの使用を開示する義務が導入。「AI generated content」「#aivideo」「#aigenerated」等のラベルを付ける必要がある
  • AI生成の商品画像は実物と一致しなければならない。色・サイズ・素材・形状などが実際の商品と異なるAI生成ビジュアルは禁止
  • ディープフェイクや改変コンテンツは禁止
  • セラーはAI出力を事前にレビュー・承認する責任を負う

AIツールを使って商品画像を生成・加工しているセラーは、開示要件への対応と、生成画像と実物の一致確認が必要です。

LIVE配信での表現規制の強化

コンテンツポリシー全体の更新に伴い、LIVE配信における以下の行為が明示的に禁止・制限されました。

  • 根拠のない効能主張の禁止が明確化。「どこよりも最安値」「必ず効果がある」といった表現が明示的にNGとされた
  • 同情を誘う販売手法の禁止(「家族のために売っています」等の情緒的訴求で購買を促す行為)
  • プラットフォーム外への誘導禁止が強化。LIVE配信中のQRコード表示、外部サイトURL、連絡先情報の掲載が明確に不可
  • ギブアウェイ(プレゼント企画)はTikTok Shop公式のプロモーションツールのみ使用可能

なお、化粧品・健康食品に関する薬機法・景表法の表現ルールについては「薬機法・景表法とTikTokの表現ルール」で詳しく解説しています。プラットフォームポリシーと法令の両方を守る必要がある点に注意してください。

ローカライゼーション要件

日本市場向けの要件として以下が明記されました。

  • 動画・LIVE配信は日本語で表現すること
  • 日本国内で撮影すること
  • 同時マルチプラットフォーム配信の制限(他サービスとの同時配信は制限される場合がある)

海外拠点から配信しているケースや、多言語コンテンツを流用しているケースは見直しが必要です。

商品掲載ポリシーの改定(2026年6月2日〜)

商品掲載ポリシーは「何を出品できるか・出品にどのような条件があるか」を定めるルールです。2026年6月2日を皮切りに段階的に改定が行われ、9月にも追加更新がありました。

全般的な強化ポイント

  • 商品画像(カバー画像)の要件が厳格化。オーバーレイや誤解を招く構成の制限
  • 商品情報の言語要件の厳格化(日本語での正確な表記の義務)
  • カテゴリー別の追加要件の設定(特に規制対象品目での必要書類が増加)
  • 違反した場合の措置:出品の削除、検索順位の低下、セラーアカウントの凍結

制限品カテゴリーの要件強化

特に大きな変更があったカテゴリーを以下に整理します。

カテゴリー主な追加要件
中古品(全般)古物商許可証の提出が必須化
中古トレーディングカード事前承認必須、3万円以上は鑑定書要、最低3年の記録保持
中古ラグジュアリー品AACD会員確認または厳格審査、5枚以上の商品写真、正規入手証明
中古ファッション古物商許可、6ヶ月以内の仕入証明、実店舗またはEC運営実績
アルコール法人セラーのみ、酒類販売免許必須、酒類販売管理者認定証の表示義務
食品・飲料・サプリメント安全性・コンプライアンス書類の提出、法定表示事項の記載、生鮮品は温度管理配送必須
美容・パーソナルケア製造・販売許可証の提出。コンタクトレンズは医療機器として別途要件あり

中古品カテゴリーの要件が大幅に引き上げられたのは2026年の大きな変化です。古物商許可証を持たずに中古品を出品していたセラーは、許可証を取得・提出するか、出品を取り下げる必要があります。

販売できる商品・できない商品のカテゴリー一覧は「販売できる商品・できない商品」で、出品の手順は「商品登録方法」で扱っています。

禁止品・誤解表示のルール更新

以下の品目は引き続き販売禁止です。改定で禁止品リストの具体化が行われました。

  • 成人向けコンテンツ、火器・武器類、タバコ・電子タバコ、処方薬
  • ギャンブル関連商品、偽造品・模倣品、危険物質、野生動物製品

また、6月8日には「誤解を招く表示(健康・美容商品)」に関するポリシーが更新されました。健康食品や美容商品での根拠のない効果訴求がより明確にNG化されています。

販売者利用規約の改定(2026年5月7日)

販売者利用規約(Seller Terms of Service)自体も2026年5月7日に新版が施行されました。2026年5月6日以前に登録したセラーには6月7日までの移行猶予期間が設けられましたが、現在はすべてのセラーが新版の適用対象です。

主な変更点

  • AI利用に関するガバナンス条項の追加:セラーがAIを活用する場合、生成されたコンテンツを事前に検証・承認する義務が明記された
  • サプライチェーンの持続可能性評価・人権影響評価に関する記録保持の義務が追加
  • 日本の法規制への準拠に関する記述の強化(製品安全・消費者保護・データ保護)
  • クリエイターとのブランドコンテンツ開示要件の明確化

特にAI関連の条項は、コンテンツポリシーのAIGCルールと連動しており、AIを業務に取り入れているセラーは両方を確認する必要があります。

その他の制度変更

上記の4大改定以外にも、2026年には以下の制度変更がありました。

TikTok あと払い(BNPL)の導入(6月23日)

後払い決済(月内の購入を翌月一括払い)が導入されました。セラー側の追加手数料はなしで、注文完了時に全額が精算される仕組みです。全セラーに自動適用されるため、特別な設定は不要です。購入者の支払い手段が増えることで、購入率の向上が期待される変更です。

入金の仕組みの全体像は「入金はいつ?振込サイクル・精算の仕組み」で解説しています。

LIVEオークション機能の全セラー開放(4月8日)

LIVE配信中にリアルタイム入札で商品を販売できるLIVEオークション(カウントダウン入札)機能が全セラーに開放されました。詳細は「LIVEオークションとは?」で解説しています。

手数料の9月見直し

2026年9月には手数料の微調整が行われ、中古品カテゴリーの整理や一部サブカテゴリーの料率見直しが実施されました。最新の料率は公式のセラーセンター(Seller University)で確認できます。料率の全一覧は「手数料完全解説」を参照してください。

セラーが見直すべき5つのポイント

2026年のポリシー改定を踏まえ、セラーとして確認・対応すべき事項を整理します。

1. 手数料率と利益計算の再確認 自社商品のカテゴリーに適用される新しい手数料率を確認し、利益計算を更新してください。特にファッション・美容カテゴリーは料率が上がっているため、価格設計の見直しが必要な場合があります。

2. AI利用時の開示対応 商品画像の生成・加工や動画制作にAIを使用している場合、AIGCポリシーに沿った開示ラベルの付与と、生成物と実物の一致確認の体制を整えてください。

3. LIVE配信のトーク内容の見直し 根拠のない効能主張、外部誘導、同情販売など、明示的にNG化された表現がないか確認してください。クリエイターに配信を委託している場合は、ガイドラインとして共有する必要があります。

4. 出品要件・許認可の再確認 特に中古品・アルコール・食品・美容のカテゴリーでは、必要な許認可や提出書類が増えています。既存の出品も対象になるため、不足があれば速やかに対応してください。

5. 販売者利用規約の確認 利用規約の新版をまだ確認していない場合は、Seller Universityの販売者利用規約ページで最新版を確認してください。

よくある質問

2026年のポリシー改定はすべてのセラーに適用されますか?
はい。手数料のカテゴリー別化、コンテンツポリシー、商品掲載ポリシーの改定はいずれも日本で販売するすべてのセラーに適用されます。販売者利用規約の改定も、2026年5月7日以降は全セラーが新版の対象です。
改定前に出品していた商品も影響を受けますか?
受けます。商品掲載ポリシーの改定は既存の出品にも遡及的に適用されます。特に中古品やアルコールなど、新たに許認可の提出が求められるカテゴリーでは、既存出品がポリシー違反と判定され非公開になる可能性があります。
ポリシー違反のペナルティはどの程度ですか?
違反内容に応じて、出品の削除、検索順位の低下、AHR(アカウント健全性評価)の減点、アカウント機能の制限が段階的に科されます。ペナルティの詳細な仕組みは「アカウント停止・違反ペナルティと回避策」の記事で解説しています。
手数料はどのくらい変わりましたか?
2026年5月11日に一律制からカテゴリー別の4段階制(7%・9%・10%・12%)に変更されました。食品・家電は7%で据え置きですが、ファッションは12%、美容は10%と、商材によって負担が変わります。カテゴリーごとの料率一覧は「手数料完全解説」の記事にまとめています。
今後もポリシーは変わりますか?
TikTok Shopの各ポリシーページは不定期に更新されており、今後も改定は行われると考えるのが自然です。セラーセンターの通知と、Seller Universityのポリシーページに表示される最終更新日を定期的に確認することを推奨します。

まとめ:2026年の改定は「ルールの明確化」が本質

2026年のTikTok Shopポリシー改定は、手数料体系の見直し、コンテンツと商品掲載のルール強化、利用規約の更新と多岐にわたりました。

改定の本質は「ルールが増えた」よりも「既存ルールが具体的に明文化された」という点にあります。たとえば、LIVE配信での誇大表現は以前から禁止されていましたが、今回の改定で具体的な禁止行為が列挙されました。中古品の古物商許可についても、日本の法令では元々必要とされていましたが、TikTok Shop側の出品要件として明記されたのは今回が初めてです。

TikTok Shopは成長段階にあるプラットフォームであり、今後もルールの整備・改定は続くと考えるのが自然です。セラーセンターの通知と各ポリシーページの最終更新日を定期的に確認し、自社の運営が最新のルールに適合しているか継続的にチェックする体制を整えておくことが重要です。

ポリシー改定への対応やTikTok Shopの運営体制の見直しについて具体的なご相談がある場合は、お気軽にお問い合わせください。U PLUSはTikTok Shop公式認定パートナー(TSP/TAP/CAP)として、ポリシーに準拠した運営設計をサポートしています。

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出典

※本記事の内容は2026年10月時点の公式情報にもとづいています。最新の仕様はTikTok Shop Seller Universityでご確認ください。

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